CAST COMMENT
Q1. 台本を読んだときに感じた本作の感想を教えていただけますでしょうか。
Q2. 演じるキャラクターの印象と役に対する意気込みを教えていただけますでしょうか。

CHARACTER登場人物

01 八凪幸人

八凪幸人Yanagi Yukito

本土の児童養護施設で育ち、十年振りに故郷の綾ヵ島へ戻って来た少年。生まれつき水を操る力を持つが、それを暴走させ施設の子を危険な目に遭わせてしまう。以来、他人から距離を取られ、幸人自身も人の輪に入るのを諦めてしまった。 それでも、心の底では他人との繋がりを強く求めている。
02 沙川尽義

沙川尽義Sagawa Jingi

『大仙人』と呼ばれた八凪真人の三番弟子。脈接ぎとしては、幸人の能力と同属の水を操る術を得意としている。酒やギャンブルを日々全力で楽しみ、金に困らない限り働こうとしない困った青年。それでも底抜けの明るさと人懐っこさから、案外島の人々に好かれていたりする。
03 鞍馬春秋

鞍馬春秋Kurama Haruaki

八凪真人の一番弟子で、現在は三ノ島にある火泉神社の神主を務めている。卓越した脈接ぎの腕を持ち、依頼があれば弟子の茶太郎と夜胡とともにミタマ絡みの事件を解決している。誰に対しても好々爺のごとく優しく穏やかに接するが、同門の伊吹だけは例外。静かに、そして冷たい怒りを垣間見せる。
04 伊吹 朱

伊吹 朱Ibuki Aka

警備会社を装ったアラミタマ駆除の専門組織、アヤカセキュリティの所長。八凪真人に師事し学んだ二番弟子で、術を込めた特殊な弾丸を用いてアラミタマと戦う。 兄弟子の鞍馬とは親友でライバルのような関係だったが、現在は脈接ぎとしての在り方の違いから対立している。
05 福分茶太郎

福分茶太郎Fukuwake Chatarou

鞍馬の弟子の一人。明るくノリのいいムードメーカー的存在で、運動も出来る。ただし、勉強は苦手。幼馴染みの夜胡をライバル視していて、他の誰に負けても彼にだけは負けたくないと思っている。近年では『どちらが鞍馬春秋の一番弟子か』というのが大きな争点。
06 天乃夜胡

天乃夜胡Amano Yako

鞍馬の弟子の一人。丁寧な口調と大人びた雰囲気を持つ少年。それでも、ライバルの茶太郎が絡むとムキになって張り合うなど子供っぽい一面を見せる。体はあまり強くないが、それを補うだけの要領の良さや賢さがある頭脳派。
07 一条いばら

一条いばらIchijou Ibara

伊吹に絶大な信頼を寄せるアヤカセキュリティの最年少メンバー。可憐な見た目とは裏腹に、アラミタマが出現した際には誰よりも勇猛な戦いぶりを見せる。クールで寡黙と誤解されがちだが、実際は何を話したらいいのか分からないだけのことが多い。
08 薪田太平

薪田太平Makita Taihei

アヤカセキュリティの一員。伊吹の右腕として、いばらを始めとした一癖も二癖もあるメンバーをまとめている。陽気で豪快、それでいて気配りも出来る大人の男。事務所と同じビルにあるダイナー・GOZの店長も兼任している。
09 八凪真人

八凪真人Yanagi Makoto

故人。『大仙人』の異名を持つ稀代の脈接ぎにして、幸人の父。彼のことを語る時、綾ヵ島の住人は誰もが同じ言葉を使った。感謝している者も、迷惑をかけられた者も等しく笑ってこう言った。「とにかくあやかい男だった」と。
10 尼宮百々子

尼宮百々子Amamiya Momoko

尽義が暮らす下宿先の大家。かつては八凪真人と幸人、そして鞍馬と伊吹も彼女の家で暮らしていた。慈愛に満ち、物腰も柔らかな誰からも好かれる女性。ただ、『あるもの』への耐性が異常に強いことから一部の者たちから怖れられている。
11 稲生三次

稲生三次Inou Sanji

綾ヵ島市の市長。優しげでどこか頼りない雰囲気を漂わせているものの、十年前の噴火で傷ついた一ノ島を観光地として蘇らせた確かな政治手腕を持つ。八凪真人とは学生の頃からの親友。彼の死後、その遺言を守り、まだ幼かった尽義や幸人の後見人となった。
12 ミタマ

ミタマMitama

火と水の龍の伝説が色濃く伝えられる、七つの島が連なる綾ヵ島に生息する不思議な存在。普段はプカプカと空中を漂い、害はない存在だが、“アラミタマ”なる害があるものも存在する。