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上村祐翔、宮沢龍生(GoRA)、angela登壇! AJ2023イベントレポ到着

GoRAとキングレコードがタッグを組む完全新作オリジナルアニメーションプロジェクト『AYAKA ‐あやか‐』。25日に東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan2023」内にて本作のステージイベントが行われ、主人公・八凪幸人を演じる上村祐翔、原作・脚本を手掛ける宮沢龍生(GoRA)、主題歌を担当するangelaのヴォーカル・atsukoとギター&アレンジのKATSUが登壇しました。

『AYAKA ‐あやか‐』は、作家集団「GoRA」が、七つの島が連なる綾ヵ島を舞台に、相棒×師弟×好敵手×兄弟 という関係性と、それぞれに宿命を背負った男たちの切なくも美しい絆の物語を描きます。シリーズ構成・脚本をGoRA、キャラクター原案を数々の著名作品の原案を担当するイラストレーターredjuice、監督は長山延好、キャラクターデザインを金子美咲、プロダクションデザインを田中直哉、アニメーション制作をスタジオブランが務めます。メインキャラクターを上村祐翔、寺島拓篤、鳥海浩輔、梅原裕一郎と人気・実力ともに随一のキャスト陣が務めます。

昨年10月に始動したという本プロジェクト。宮沢は「(始動した頃を)あんまり記憶にない(笑)。気がついたら進んでいた。おそらく、やり始めたのは5年くらい前」と明かしました。宮沢のコメントにatsukoは、『AYAKA ‐あやか‐』プロジェクトのことは当時知らなかったと言いつつも、「裏情報ですけどキングレコードさんとGoRAの皆さんは、新作を作るべく合宿とか行ってる。たぶんそこで色んな話をしては流れて、やっと少しずつ形になっていったのが『AYAKA ‐あやか‐』なのではないかな。そう勝手に思っています」と話しました。

そんな本作について上村は「収録に入る前に、GoRAさんからご挨拶頂きまして、『すごく丁寧に時間をかけて作ってきた作品なので、がんばっていきましょう』と言って頂いた。『僕もがんばろう!』と思って、GoRAさんに身を預けました」と信頼感を口にしました。
上村は、自身が演じる主人公・八凪幸人に関して「とても繊細で優しい男の子」と評し、「最初は皆から遠ざかって、距離を置いて、なるべく人と関わらないように生きてきた経緯がある。そこを、亡き父の弟子で、幸人を故郷である綾ヵ島に連れ出してしまう傍若無人な沙川尽義が引っかき回す。すごいんですよ、この人は!」とコメント。

宮沢が尽義のふるまいについて「今のところ迷惑でしかない(笑)」と言うと、上村は「それを寺島さんが演じているのも面白い。尽義と出会うことで、幸人は大きく変化していく。幸人が変わっていく様を楽しんでほしいです」と解説しました。宮沢と上村の発言に、「あんまり尽義の悪口言わないでください!」と物申したのはKATSU。「(尽義が)大好きなんですよ。原作者がディスらないでください!見て頂ければ分かるんですけど、たぶん皆も好きになる」と、“尽義推し”な一面を見せ、尽義の良さをアピールします。

GoRAとangelaが、アニメ『K』シリーズ以来約5年ぶりにタッグを組んで生まれたオープニングテーマ「AYAKASHI」は、現在、音源など楽曲の詳細は未公開。atsukoは「今日歌うとかないんですか!?(笑)」とジョークを飛ばしつつ、「作品を読ませて頂いて感じた部分をタイトルに入れました。タイトルが『AYAKA ‐あやか‐』であって、そして、“アヤカシ”は“得体の知れないもの”という意味がある。皆の心の中に、どこか得体の知れないものが住んでいて、それが悪いことをしたら、ちょっと落ち込んだりするとか絶対あると思うんです。そういうものにとらわれながらも、未来を目指して新しい世界を知っていきたいという楽曲に仕上げました。あとオープニングということで、すごく疾走感のある、自分で言うのもなんですけど、カッコいい曲です(笑)」と太鼓判を押しました。

続けてKATSUは「皆さんが期待しているGoRAとangelaの曲だと思ってください。GoRAさんとじゃないと作れない、というものを正直に作りました」と言い、また、制作を振り返り「めちゃくちゃ楽しかったです。僕の中のやりたいもの、音楽ってこういうものなんですよ!」と興奮気味に語りました。

今回のトークステージでは最新情報も発表。本作が2023年7月よりTOKYO MX、BS11にて放送され、FODにて見放題最速配信が行われることが明らかになりました(各配信サイトでも順次配信となります)。

さらに、redjuiceが描き下ろした幸人・尽義のビジュアルも公開されると、上村は「アニメの絵とは違うカッコよさがある。スゴいですね!」と絶賛。ビジュアルと共に公開された、幸人と尽義の2人にフォーカスしたボイスドラマについても「(TVアニメよりも前に)2人の空気感を楽しんでもらえる」と話しました。

作中では、「嬉しい」「楽しい」「凄い」「驚いた」「ひどい」など様々な喜怒哀楽を、「あやかい」という一語で表現することを受けて、最後にそれぞれが「あやかいねぇ〜」と思う本作のおすすめポイントを披露することに。

KATSUはフリップで「あの人が?」と答え、「1話を見てたぎったポイントがこれ。もうこれ以上言えない。ボケたんじゃないんです! 『GoRAさんと言えば……!』という方が、第1話から登場しています。僕、歓喜でした! これ以上言えないです」と熱を込めて語りました。

atsukoが「ここに居る人は『AYAKA ‐あやか‐』の古参!」と言うと、KATSUは「そうね!」とうなずき、客席から自然と拍手が起こった。続けて「『AYAKA ‐あやか‐』はスタイリッシュであり、人間臭くもある。あとオリジナルアニメは、誰も原作を知らない。毎週ちゃんと見ないと、次どうなるかが分からない。皆さんと楽しく見ていく、というのがあやかいポイントなのでは」と力強くアピールしました。

宮沢は「また会えて良かった」と答えます。「作品でもかなり重要なフレーズ。僕の気持ちと作品のテーマが『また会えて良かった』なんです」と話すと、KATSUさんは「あ〜! 僕の(回答)とワンペアですね!」と意味深に答え、「そうですね」と宮沢の笑いを誘いました。

最後に上村は「色使い」をポイントに挙げ、本作のキーワードにもなっている「ミタマ」の絵をフリップいっぱいに描いて披露。「キャラクターそれぞれの色使いがとても綺麗。幸人としては、水に関わっているキャラクター。水の描き方がとても綺麗。自然豊かな綾ヵ島の魅力が存分に詰まった作品になっている。それぞれの彩りが、作品をどういう風に彩っていくのか、楽しみにしてもらえれば」と語り、イベントは幕を閉じました。