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上村祐翔、寺島拓篤、鳥海浩輔、梅原裕一郎登壇!見どころとキャラの魅力を熱く語った先行上映会レポート

7月1日(土)より放送開始となるTVアニメ『AYAKA -あやか-』第1話~第3話先行上映会&トークショーが、都内にて行われた。MCの青木佑磨さんの呼び込みで登壇したのは、キャストの八凪幸人役・上村祐翔さん、沙川尽義役・寺島拓篤さん、鞍馬春秋役・鳥海浩輔さん、伊吹 朱役・梅原裕一郎さん。そして原作・シリーズ構成・脚本を務めるGoRAの宮沢龍生さんの5人。

トークコーナーでは、作品をより楽しむためのトークが繰り広げられていく。まずは序盤の見どころについて「水の演出や色使いがきれいな作品で、世界観にワクワクすると思うので、それを楽しんでほしい」と上村さん。綾ヵ島の美術背景は、寺島さんも大きな見どころだと語っていた。

「背景には懐かしさも感じましたが、個性的で素敵なキャラクターたちが出てきますから、そこもぜひ注目して見ていただければと思います」と鳥海さんが語ると、梅原さんは「綾ヵ島は(架空の島ではあるが)日本と地続きの世界観なので、出てくるアイテムなども面白くて。元ネタはあれかな?っていうアイスも出てきたりするので、そんなところも楽しみにしていただけると、クスっとできると思いますし、細かいアイテムや小物までこだわっていると感じられると思います」と話していた。設定に関しては、本編だけではわからないところまで、細かく練られているそうなので、深く楽しめる作品であることは間違いないだろう。

最後にGoRAの宮沢さんが「『AYAKA』ってキズと絆の物語なんです。序盤はこれから広がっていて絡まり合ってぶつかり合う絆の序章が描かれるので、その人間関係をよく見ていただければ嬉しいなと思います」と語っていた。

続いて、物語を彩っていくキャラクターについて、そのキャラクターが生まれた背景を宮沢さんが説明し、演じるにあたって心がけていたことをキャスト陣が語っていく。

生まれつき水を操る力を持つ主人公の八凪幸人は、尽義に連れられて綾ヵ島に行くのだが、そこで色々なものに出会い成長していく少年である。「幸人が尽義からの言葉で動く部分は、掛け合いの中で見つけていって、現場の空気感で幸人を作っていこうかなと意識していました。序盤はそんな幸人の変化を楽しんでいただけると思います」と上村さん。

そして、幸人を導いていく存在でもある沙川尽義について、「飲んだくれて困った奴だけど憎めない」と宮沢さんが説明すると、寺島さんは「幸人の成長の起爆剤になるような存在ですけど、尽義の行動の元にあるものは、幸人に起因しているところがあるんです。なので尽義にとっても幸人はなくてはならない存在なんです……けど、酒とギャンブルのインパクトが強くて、それが全然伝わってこない(笑)」と嘆く。ただ、そのだらしなさと真面目なところのバランスが絶妙だったと、上村さんは、寺島さんの演技を絶賛していた。

2人は収録もほぼ一緒だったとのことで、「上村くんとはお芝居のルートが違うと感じたので、掛け合いをすることで、感じたことがないものを得られるし、すごく刺激になりました」と、寺島さんがアフレコでの思い出も語ってくれた。

鞍馬春秋に対して「イケメンだけど、ほわんとしたおじちゃんです」と語る宮沢さん。「現時点では、どう受け取っていただいてもいいキャラだと思います。他の3人同様、物語の根幹を担っていくキャラクターなので、序盤の印象から、実際に彼がどういった人間なのかを見ていただきたいです。ただ、彼は優しいです」と鳥海さん。その声からも優しさがにじみ出ていた。

伊吹 朱は、この作品世界に存在する“アラミタマ”を駆除する組織・アヤカセキュリティの所長であり、春秋とは脈接ぎとしての在り方の違いから対立しているというキャラクター。「朱は、外見と中身に差があるので、彼のちょっと突き放したようなものの言い方の奥にあるものを感じていただけたら嬉しい」と宮沢さんが話すと、「彼は本質が描かれていくことで印象が変わるキャラクターだと思っています。鞍馬とは兄弟弟子で、過去に何かしらあったことが徐々に明かされるので、それがわかったときに、より一層2人の魅力が伝わると思います」と梅原さんが続ける。

他にもたくさんの魅力的なキャラクターが登場するが、まずは物語の中で、4人の印象や関係性がどう変わっていくのか、その変化を楽しみにしていてほしい。

告知コーナーでは、angela が歌うオープニングテーマ「AYAKASHI」(7月5日発売)の期間限定盤に、八凪幸人役・上村祐翔さんが出演したスペシャルボーナストラック「angelaのsparking! talking! show! あやかい出張版」が収録されることを発表。『AYAKA』への思いを語った収録は楽しかったらしく、「angelaの2人に乗せていただきながらお話できたので、仲良くなれました」と上村さんは笑顔で話していた。

また、伊吹 朱たちアヤカセキュリティを主軸としたコミカライズ『AYAKA -あやか- Muzzle Flash Back!!』がスタートすることも発表された。「(イラストを見ながら)何だか主人公みたいな顔をしてますね。アニメの前の話なので、できればアフレコ前に知りたかった(笑)」と梅原さんも嬉しそうだ。

さらにGoRAによるノベライズも企画されているそうで、「尽義が色々やばいことになる話」と宮沢さんが意味深な発言を残していたが、それとは別に毎話放送終了後、その話数を補完する内容の短編小説を配信していくことを報告。それを読むと、より深く『AYAKA -あやか-』の世界が楽しめるので、そちらもぜひ楽しみにしていてほしい。