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第1話生コメンタリー上映&第4話最速上映イベントレポート到着!

第4話の放送を直前に控えた7月22日(土)に、八凪幸人役の上村祐翔さん、福分茶太郎役の梶原岳人さん、天乃夜胡役の榊原優希さん、そして本作のモノガタリプランナーの宮沢龍生さん(GoRA)の4人が登壇した、<TVアニメ『AYAKA -あやか-』第1話生コメンタリー上映&第4話最速上映イベント>のレポートをお届け!

上村さん、梶原さん、榊原さん、宮沢さんは、第1話の上映前に挨拶をすると、そのまま劇場の最前列に座り、お客さんと一緒にスクリーンを見ながら生コメンタリーをしていく。

幼い尽義(CV.寺島拓篤)を見て「まだストロングZ(お酒)が入ってない、純真な感じがする」と言って現在とのギャップに4人で笑う。映像によく登場する水の表現がすごくきれいだと声を揃えていたが、大画面で上映される迫力のある映像の美しさに改めて驚いていた。また、最初の学校のシーン(本土で幸人が通っていた中学校)の裏話では、生徒のガヤに榊原さんも参加していたそうなので耳を澄まして聞いてみてほしい。

第1話では、尽義が幸人を川に突き落としたり、カバンに詰め込んだり、かなり乱暴なことをしているのだが、そんなシーンにみんなでツッコミを入れつつも、宮沢さんが「実はカバンに詰めるのは尽義オリジナルの術で、“脈接ぎ”の術の中では変わっているし、ああ見えて実は彼、優秀なんです」と解説を入れることで、深みや面白さというコメンタリーの醍醐味も感じることができた。その他にも、尽義が本土に幸人を迎えに行ったのは、自ら立候補したからで、実は早く会いたかったと思っていたことなど、アニメだけでは分からないキャラクターの心の内なども明かされた。

また、第1話は幸人の心情の変化も分かりやすく描かれていたため、そこのお芝居について言及しつつ、尽義の一見無茶苦茶な振る舞いは、幸人が心を閉ざしていることを察していたからだと、意図があっての行動ということも話していた。そして、ラストで幸人が尼宮百々子(CV.早見沙織)に言った「ただいま」というセリフについて。「ここは何度か録ったんですけど、最初に録ったときに、『ちょっと心を開きすぎかも』とディレクションを受け、“少し戸惑いつつも、尽義に促されたから言う”方向にしたんです。オリジナル作品ということもあり、この現場は、そうやって探り探りお芝居を試していくのが楽しかったです」と上村さんがアフレコの裏話も話してくれた。そして最後はエンディングに流れたオープニング(angela「AYAKASHI」)について、大画面でみる迫力のある映像と音楽に一同もテンションが上がり、コメンタリーを終えた。

その後、4人が一度捌け、第4話が最速上映された後、アフタートークとして再び4人が登壇。「第4話を観ていただきましたけど、幸人に友達ができました!! やったー! ありがとう! 最後は温泉で裸の付き合いもできました」と、さっそく上村さんが喜びの言葉を口にする。それに対して梶原さんと榊原さんも「こちらこそ友達になりたかった!」「あやかい!」と喜びを分かち合う微笑ましい場面が。自身の水を操る能力の暴走を恐れ、他人との接触を拒んできた幸人に、茶太郎と夜胡という友達ができた第4話だったが、この脚本を担当しているのが宮沢さんとなる。

「幸人に友達ができる流れは、こだわりをもって書きました。そしてようやく尽義が師匠っぽいことをして、彼なりに何かあるのかな?っていうところもあるので、そこは意識しています。あとは鞍馬(CV.鳥海浩輔)が伊吹(CV.梅原裕一郎)に対してどう思っているかの片鱗も書ければいいなと思っていました」と、第4話で描きたかったポイントを、宮沢さんが話していく。

またキャストも第4話について「学生時代っぽい感じがあって、わちゃわちゃしていたり年相応なところが素敵だった」と梶原さんが話すと、「第4話は、茶太郎と夜胡の幸人に対するリアクションが素直だなと思いました。幸人に自分たちよりもすごい能力があっても『すごいですね!』と言っていて、真っ直ぐな2人だな~って思いました」と榊原さんも笑顔で話す。この、妬みもなくほんわかする3人のやり取りは、間違いなく第4話の見どころと言えるだろう。これに対しても宮沢さんが「2人が素直に幸人を受け入れているところは重要なポイントで、尽義とは違った意味で幸人を受け入れてくれたというところで、幸人も嬉しかったと思います」と話していた。

そして、制御できない幸人の能力を収め、初めて(?)師匠らしいことをしていた尽義について上村さんは、「桃を食べて見ているなら早く助けてほしかった(笑)」と苦言を呈しつつも、幸人と尽義が一緒に術を唱えるシーンは印象的だったそうで、「ここまで寺島さんと一緒に収録してきて、このシーンはほぼ一発でバチッと決まったんです。そこに師弟の絆を感じながら収録していました」と語る。

今回、『AYAKA -あやか-』のイベントに初参加となった梶原さんと榊原さんが宮沢さんに質問をする一幕もあった。梶原さんが「redjuiceさんがキャラクター原案を担当した経緯」を、榊原さんが「この物語がどうやって生まれたのか」を質問すると、「『AYAKA -あやか-』はもともと大都会でガンバトルをするようなところから始まったんですけど、色々あって牧歌的なものに切り替わっていったんです。だけど、どうしてこうなったのかはもう分からないんです(笑)。redjuiceさんに依頼したのはGoRAではなく本作のプロデューサーなのですが、その頃からお名前は上がっていたと思います」と答えていた。伊吹が拳銃を武器にしているのはその名残でもあるそうだ。


かなり盛りだくさんの内容だった第4話。第5話からはいよいよ伊吹の部下である一条いばら(CV.花澤香菜)についても本格的に描かれていく。キャストもそれぞれ「いばらは良いです!」と口を揃えており、「茶太郎と夜胡とはまた違った意味で幸人の仲間になっていきます。同世代の交流がちょっとずつ進んでいくのは、この作品のひとつのテーマなので、今後も見ていただければと思います」と宮沢さんも話していた。また第4話放送後に配信されたGoRAによる短編小説では、茶太郎と夜胡が出会いや、なぜ二人が鞍馬の弟子になったのかというストーリーが描かれているとのこと。こちらもチェックしてみてほしい。

最後は、4人からファンへメッセージが贈られイベントは終了した。

「本日はありがとうございました。今後も『AYAKA -あやか-』を盛り上げていきますのでよろしくお願いします。告知なのですが、9月10日くらいにノベライズ本を発売します。タイトルは『尽義の結婚前夜』です。とても面白い話ですので、楽しみにしていてください」(宮沢龍生さん)

「第4話を経て、幸人くんに友達もできて、綾ヵ島がより幸人の地元になったという感じがしています。この島が幸人くんの地元になり、物語がまたひとつ次の章に進んでいく感じがありました。この先も面白いので、ご注目ください!」(榊原優希さん)

「茶太郎と夜胡と幸人が仲良くなっていく過程を描く第4話で、皆さんの前でお話することができて、そして初めて『AYAKA -あやか-』のイベントに参加できて嬉しかったです。絆が描かれている作品が大好きで、僕は青春時代に悔いが残っているので、そういう意味でも追体験できるような感覚がすごくあり、こういう関係性っていいなって思いました。おじいさんになっても一緒にいられる関係であってほしいなと思ったりしています。まだまだ『AYAKA -あやか-』は続いていきますので、応援のほどよろしくお願いします」(梶原岳人さん)

「とても貴重な機会をいただけて嬉しかったです。『AYAKA -あやか-』はアニメの放送はもちろんですが、コミカライズやノベライズ、また毎週公開中のミニアニメ『ミタマンの綾ヵ島観光案内』もすごく面白いですし、本編を振り返ることができる『幸人のボイスダイアリー』などもあるので、色んな角度からこの作品の世界観を楽しんでいただければと思います。第4話で幸人もステップアップし、尽義にも何かあるんじゃないか…という気になるところで終わっているので、第5話以降も『AYAKA -あやか-』の世界観にどっぷり浸かって楽しんでください。これからもよろしくお願いします!」(上村祐翔さん)