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鳥海浩輔インタビュー!事前準備は“薄味”で フラットな状態で臨む姿勢とは

鞍馬春秋役で出演中の鳥海浩輔さんにインタビュー!
芝居に臨む姿勢について「最低限の薄い味付けをして、あとから注文に即した調理をしていくのが僕のやり方」と語る。オリジナル作品であり、呪文など難しいセリフも数多く登場する本作をどのように“調理”したのか。鳥海に率直な想いを聞きました。

「フラットな状態で臨んでいます」

本作で春秋を演じる際の準備について「原作があるものとアプローチ方法は、そんなに変わらないです」と話した鳥海。「原作を元々知っていたら別ですが、基本的には、原作を読んでからアプローチするということはしません。漫画でも、小説でも。とくに漫画の場合、コマ割りなど含めて完成されていますよね。表情もあって、セリフの強さや感情の強さが、吹き出しの描き方もわかると思うんです。なので、それが刷り込まれ過ぎてしまうと、アニメで描く際に、必ず漫画と同じようになるとは限らないので、必要以上に情報を入れないようにしています。原作があっても、オリジナルだったとしてもフラットな状態で臨んでいます」と口にした。

「本番は大変でした(笑)」

『AYAKA -あやか-』では、鳥海演じる春秋問わず、難しい呪文が数多く登場する。フラットな状態で臨むとはいえ、準備を欠かすことはなく「読み方やアクセントなど、調べられるものは調べて臨みました。でも本作はオリジナルの呪文などで、情報を探そうにも載ってないので」と笑う。「(あくまで)イメージですなんとなく、なんとなーくですが、“っぽい感じ”というのでしょうか(笑)これまでの経験を踏まえて、演じてきたもの、見てきたもの、聞いてきたものを複合的に重ね合わせて、あのような感じになりました」と笑みを浮かべ、「家で、映像を見ながら準備はしていきましたが、本番は大変でした(笑)」とこぼした。
※春秋の呪文シーンは第2話、第4話、第6話、第7話以降も登場

「あえて薄味で準備」

難しいセリフについては「上手く言えたらいいなぁと思っています(笑)」と言い、「作品問わず準備はしていきます。『よーし、やってるぜ!』というように、力を入れたりはしないです。フラットでいようと思っているので、僕だけが力を入れて、変に見え方が違っていたら困りますしね。最低限の薄い味付けをして、あとから注文に即した調理をしていくのが僕のやり方です」とアプローチの方法を語る。「ずっと演じてきたキャラクターの場合は少し異なりますが、初見の場合は、こってり味付けをして臨んで、“辛すぎる”や“塩気が強いよ”とか言われたら嫌じゃないですか。料理も同じですが、味が強いと直せないと思うんです。そうならないためにも薄味で準備です。濃くもできるのですが、あえて薄味で準備しています」とのことだ。

出演中の『AYAKA -あやか-』について、「メインのキャラクターたちの成長であったり、過去と決別と言いますか、それを乗り越えて、再生していく物語かなと思っています。その中で、バディあったり、和テイストなどがあって少し懐かしさを覚えるような作品です…かな」。

鳥海演じる春秋に、尽義、朱、師匠の八凪真人らの過去が描かれ、物語が後半へと大きく舵を切る『AYAKA -あやか-』は、毎週土曜25時よりTOKYO MX、BS11他にて放送中。